2013年4月20日

少年と私とソクラテス

    今日、事件で重度の障害が残った少年と会って話をした。少年は、「こんな体になって生きているなら死んだ方がよかった。なんで生きているか分からない。」とつぶやいた。
   私は、答えに窮した。だけど、少年。私だって、なんで自分が生きているのかなんて分からない。けれども、少年も私も、今、生きている。生きているのだから、生き続けて、なんで死なずに生きているのかの答えを見つけようじゃないか。だから、少年。その答えを見つけるまでは、生き続けなければいけない。